
かつての国鉄では、切符を買うのが恐ろしいことがありました。
あいまいな言い方や、特急・急行の区別の間違いがあったら、
窓口の人に怒られてしまいました。
年配の方などは「調べてから来い。」といわれ、
長い間待っていたのに又後ろに並ばされたことを見たことがあります。
一万円札を出して、つり銭のないように持って来いと言われたのを見たこともあります。
鉄道小荷物でひもの縛り方が悪いと言われ、
縛り直して持っていくと5時を2~3分過ぎていて、
もう受け付けないと言われたことがありました。
なるべく国鉄は利用しないようにしようと思いましたが、
当時はあまり他の公共交通機関がなく、しょうがなく利用したものです。
これは交通機関としての本来の組織の目的から、
そこで働く人たちの利益や快適さ(わがまま)が組織の目的となってきたのだと思います。
ここに次のような文章を見つけました。
組織というものは、いったんこれが生まれると、
奉仕すべき対象よりも、
組織それ自体の存続のほうが常に優先するという危険をはらんでいる。
「組織自体の存続」のみが最重要な命題となってしまうという恐ろしいものなのである。
組織を存続させるための最重要条件は、
「変化を阻止する」ということである。
変化は常に組織のピンチを意味する。・・・・・
組織の暴威は、会社の業績を低下させることなど朝飯前、
会社をつぶしかねない危険極まりないものなのである。・・・・・
企業体はお客様がなければ、それ自体が存在しない。
お客様の要求に応えなければ企業はつぶれてしまう。
そして、お客様の要求は常に変わり続ける。
変わり続けるお客様の要求に応えるためには、
企業自体もこれに合わせて変わり続けなければならないのである。・・・・・
我々は「変化に対応できる」まったく新しい組織理論を持たなければならない。
一倉定の社長学 第6巻 「内部体勢の確立」より
税理士法人 中央総合会計事務所も組織です。
少しでも気を緩めると、クライアント(奉仕すべき対象)よりも
事務所の都合、我々個人の都合を優先してしまうことになりかねません。
国鉄は結局解散してしまいました。
我々も気をつけたいと思います。